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世界一周の旅の途中に… 

先週末から、友達たちがローマに来てくれました
土曜日にはボローニャからボローニャっ子の友達が1泊2日のタイトスケジュールながらも、遊びに来てくれたので、ローマを一緒にお散歩。
天気がよかったので、ボルゲーゼ公園でのんびりしてました。途中、動物園に入ろうと言って、わたしを恐怖の谷に突き落としかけたけれど、運良く動物園のチケット売り場が混みこみだったので、諦めてくれました。ヤレヤレ。

日曜日からは、中学時代の友達と恋人が世界一周の旅の途中でローマに寄ってくれました
数日間一緒にローマをみてまわり、一人でみるローマとは違うローマを発見♪

久しぶりにアヴェンティーノにも行きました。
ローマにも秋が

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夜は3人でStefanoのところへ
あまりにも大きい肉の塊と3人で闘ってきました♪

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大学とパンテオンの台所 

この1週間、体調が最悪の最悪だったのですが、昨日はやっとこさ回復してきました。書くと長くなるし、気分的に書きたくないので、書きませんが…。

要は、IKEAという大型家具店のレストランで食べたリゾットもどきが悪かったため、何を食べてもお腹を壊してしまう状態になってしまったのでした。トホホ。
というか、知らないところであんまりものを食べちゃいけないらしいですね。考えもしなかった。

おかげで少し痩せました。

元気になってきたものの、研究をするほどではないので…ボリスとブルンミと遊んだり、友達とスカイプで話したりしてます。

というわけで、先週大学であった授与式について書いておきま~す。

法政大学の陣内秀信教授が、ローマ大学から名誉学位号を授与され、その授与式が22日にあるというので、わたくしめも駆けつけました♪

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というのも、陣内先生は今回の奨学金の審査員でもあったので(覚えてくださっているとは思わないけど)


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この衣装で、ローマ大学の教授陣が出てきたときには、さすがにビックリしましたが、ま・さ・か陣内先生までこの格好とは。
学長に続いて、建築学科の教授が話した後に、陣内先生が話して、短い講義をしたのですが、パワーポイントをご自分で動かしながら、話すという…大変なことになっていました。うーん。しかし、イタリア語で講義するなんて大変そうです。しかも、ローマ大学の教授陣の前で。
ところどころイタリア語の間違いに笑う学生がいたそうですが、「じゃ、君たちも外国語(もちろんラテン系ではない言語でね)で講義してみなしゃい」という感じですね。

まぁ、わたしの目的は…そこでローマ大学の日本人学生を紹介してもらうことだったのですが^m^

次の日に行われた特別講義にも行ってきましたが、あまりの混み具合ですごいことに!その後、お昼を求めて、パンテオンに避難しちゃいました。

ところで、最近のパンテオンの台所には、Stefanoの書いたメモが貼ってあります。

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1枚目:X KATIA E SARA SI PREGA DI STACCARE I TAVOLI,GRAZIE.STICK(Cecio)

2枚目:IL CAPO VA SEMPRE ASCOLTATO.

3枚目:DOPO CHE E` STATO ASCOLTATO VA ADEMPIUTO.

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4枚目:IL PERSONALE SEGUE LE IMPOSIZIONI DEL CAPO QUANDO HA RAGIONE...
5枚目:POTRESTI SPEGNERE STO CESSO DE STEREO.


1と5を除くとどれも、「上司のいうことを聞くように!」ということが書いてあります。
ちなみに、Stefanoには地元の歴史も聞くけれど、それよりも経済的なことをよく聞いてます。というのも、彼はイタリアでいうMaster(日本の修士号とはちょっと位置づけが違う…)を経済などの分野で取得しているし、とてもわかりやすく説明してくれるので感謝感謝

では、体力回復の為にもお散歩してきまっす今日もローマは晴れています。

Cinema Azzurro Scipioni 

知らなかったローマを発掘する毎日。

先日は、San Lorenzoという地区に行ってきました。
これも、Trastevereのex-GILでの催しもの関係で、音楽を聞きに行ったのですが。待ち合わせは、とある事情でカンピドーリオ広場の下というわたしにしては珍しい場所。
着いたと同時に音楽は終わってましたしかし、その音楽よりも、ローマの一市民が語る「歴史」の方がよっぽどおもしろいのでした。

San Lorenzoは、特殊な地区で、昔は警察も駐留していなかったそう。(今は、確認する資料が手元にないので、後日、年号などは確かめます)第二次大戦中、ローマで唯一爆撃を受けた地区でもあり、左翼の中心地でもあります。ふむ。

その中でも、音楽の会場が設置された通りVia dei Volsciは特に左翼の人々が集った場所であったとか。とある食事処は、知り合いでないと入ることができず、知り合いでない人は誰かに連れてきてもらわないといけなかったそう

産業というものがなかった(今もか)ローマにおいて、ムッソリーニ時代に唯一San Lorenzoには工場などが作られ、産業地区となり、そのため、第二次大戦でアメリカ軍から爆撃を受けてしまったという。

そんな話を聞いてから、Via dei Volsciでビールを買いにお店に入ったので、「売ってくれなかったら?!やたら高い値段を言われたら?!」とかまえてしまったわ。なんのことはない、大きなビール瓶2.5ユーロと格安でした はは。心配して損しました。

ちなみに、ローマ一市民のお話は多岐に渡っていたので、ここではもちろんほんの一部だけ

そして、先日は、Silvano Agostiなる映画監督・作家に会ってきました。http://www.silvanoagosti.com/
1日に3時間しか働かず。自分で作った映画は他人の手を通さず、自分の小さな映画館だけで上映し、チケットから著作の販売まですべて自分でする友人がいる」と聞いて、興味がわかないわけがないのです

彼の経営する映画館Cinema Azzuro Scipioniはヴァティカン近くに位置。

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Silvanoは月曜日には映画館にいるとのこと。1度目は不在でしたが、2度目は(行く前に電話して聞いたので)いました♪
残念ながら、その日は関係者が数人来ていたので、あまり話すことはできませんでした…。解説を聞きながら、映画館を見学し、彼の著作の日本語版(!)をプレゼントしてもらい、少し話してから、帰りました。

「Silvano Agostiは1938年3月23日に初めてブレシャに生まれる。17歳のころ、Istituto Magistraleを修了し、チャーリー・チャップリンの生家を見るため、ロンドンに旅立つ。…」(彼の著作Lettere dalla Kirghisiaより)
その後、彼はヨーロッパとシリアやトルコ・ギリシア・北アフリカなどを数年放浪し、映画監督を育てる学校を修了したそう。

1日に3時間しか働かないとか、彼の自宅の玄関は寝るまで開け放たれているとか、「そんなこと!」と言いたくなるかもしれないけど、映画館に入ると、ローマにありながら、全く「違う場所」にいると実感してみたり。

この日は、彼に会うことが目的だったので映画は見なかったけど、今度は映画を見に行ってみようと思います。

すべてのローマの人々が知っているわけではない、この映画館。

2年前にローマから東京に帰るのを泣いて悲しんだ(いつもか…)わたしに、「もうborissinoはローマの中にいるでしょ。また早く戻っておいで。みんなで待ってるよ」と友達が言ったけど、さらにローマの中に入っている気がする今日この頃。(N先生が聞いたら「生意気な!」と言いそう)な~んて、明日には、知らなかったことをまた発掘するんだろうけど。

スープ三昧 

昨日と今日はそこまで寒くないけど、先週から急に寒くなったローマまだ10月なのに、ダウンジャケットを着てしまいました。うーん。
というわけで、最近はぽかぽかするべく、スープばかり作っています。

ポルペッティーネ(要は肉団子)とフェンネルのスープ

フェンネルをスーパーで何も考えずに購入(--;傷んでしまいそうだったので、思いつきでスープにしてみました。
ニンニクの香りを少しだけだして、そこに刻んだフェンネルを入れて、ポルペッティーネを加えて、ブロードを入れるだけ。
チーズが家にないので(買わなくちゃねぇ)チーズは入れてないけれど、パルミジャーノかペコリーノの削ったものを入れたらよいかと思う。スープと一緒に、ご近所のおいしいパン屋さんRoscioliのピッツァ・ビアンカを食べて満足満足。

栗とポロ葱のスープ

これは、erikoさんのレシピを参考にさせていただきました。http://blog.livedoor.jp/dabrescia/archives/51202248.html
栗をスーパーで購入してから、スープに入れられる状態にするまで、時間がかかっちゃいました。なにせ、初めて栗を料理したのです
でも、やさしい味のスープが出来上がりました!

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いまいち、渋皮の剥き方がわかっていなくて、残ってしまったけど、なんのことはない、少しゆでれば剥けるのですね。トホホ。次回はきっちり!

Cinema Festa Internazionale di Roma 

今、ローマでは、国際映画祭なるものをやっていて、その一環(?)で「かわいい催しもの」があると友達に誘われて、行ってきました♪

映画祭については下記のサイトを参照してくださいませ。でも、さっきのぞいたらエラーがでた(--;
http://www.romacinemafest.org/romacinemafest/home.php

「かわいい」というだけで、詳細も聞かずに待ち合わせのMinistero d. Pubblica Istruzioneまで、家からなんとか辿りつき、遅刻する友達の指示により、開催場所まで行こうと試みるも、道を間違えたらしく…再び待機。
開催場所は、Casa della Gioventu a Trastevereというファシズム時代の建物。

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写真は、建設当時のものなので、残念ながら今の姿とは違います。

ローマには、言うまでもなく様々な建物が残っていて、ついつい中世ばかりみてしまうものの、やはり精力的にいろいろ見て回らないといけないなぁと思っていたところ。それにしても、ローマは濃厚なので、頭がおかしくなりそう!!だから、ローマには変な人が多いのかしらん。

この建物を建築したのは、Luigi Moretti。1933-36年にかけて、ファシズム体制下の少年訓練組織の為に作られました。現在はジムとして使用される傍ら、時々、イベントの会場にもなるようです。

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で、昨夜のイベントは、Roma meets Mumbaiなるものでローマのミュージシャンとインドのミュージシャンが演奏するとか。
http://www.musicaroma.it/newsroma/articolo.asp?id=10578

まず、建物に入って、友達の友達たちとご挨拶。Ilaria・L'avvocato・Valerio・Luigiがいました。ちゃんとした写真を撮ればよかったけど、すぐに建物の説明が始まったので、そのまま説明に。
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地下に下りていくと子供用のプールがあり、その横で音楽を演奏してました。

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イタリア人のグループが演奏していて、ずーーーーーと我々はインド人グループを待っていたのですが、待てど暮らせど出てこない…。24時を過ぎたころにやっとシタールがセッティング。そのあと30分ほどして、シタール演奏者などがでてきて、演奏を開始。
15分ほどで終了。ステージは再び無人に。
その間、Ilariaはもぅやってらんないわ、と夫Valerioを残して帰宅!
あと2,30分したら帰ろうかということになり、イベントを後にしました。うーん。
はたして、インド人グループは再び演奏したのかしらん。

音楽はおいといあて、建築はとても興味深かったので…ファシズム建築見学をまた行こうと思います。

ちなみに、L'avvocatoは先月ローマ市役所(カンピドーリオ)で結婚したそう。相変わらず、ちゃんとブルンミにも話しかけてくれました出発前に知っていたら、お祝を持って行ったのに。
今夜は、erikoさんのレシピを参考に栗のスープを作ってみましたスープについては後日♪